フィールド値の読み込み

Portfolioのフィールド値の読み込み機能を使って、外部データベースのフィールドとPortfolioのフィールドとを一致させて、データベースからPortfolioにデータを読み込むことができます。

Portfolioへ読み込むためのデータベースファイルを作るには、フィールドをタブで区切り、レコードを復帰文字で区切ったテキストとして書き出して、フィールドのヘッダーを含めておいてください（テキストファイルの最初のレコードは、データベースフィールドのヘッダーと見なされるため、読み込まれません）。

Portfolioでは、読み込みを開始する前に読み込む先のカスタムフィールドを設定する必要があります。 必要なカスタムフィールドを設定しないと、そのフィールド値を読み込むことはできません。

 

フィールド値を読み込むには

  1. Portfolioの「ファイル」メニュー＞「読み込み」＞「フィールド値...」（Macintosh）か、「ファイル」メニュー＞「読み込み...」（Windows）を選択します。

  2. 読み込むテキストファイルを指定します。

  3. データベースからの各「読み込むファイルのフィールド」（最初のレコード）が「Portfolioカタログのフィールド」に対応するように、ファイルのフィールドとPortfolioフィールドを並べ替えます。

    ファイルのフィールドとPortfolioのフィールドをリストで上下に移動して、順番を変更します。 2つのフィールドの間をクリックして、読み込みポップアップメニューを開き、 「キー」、「読み込み」、「スキップ」 のいずれかのオプションを選択します。

 

 

     

  1. 読み込むフィールドの設定を終えてから、この設定を保存しておきます。 これには、「セットの保存」プルダウンリストから「別名で保存...」を選択します。

 

 

  1. データベースの読み込み準備が整ったら、「読み込み」をクリックします。

    Portfolioは、2番目のレコード（最初のレコードはフィールドのヘッダーなので、2番目のレコードが実際に読み込みを開始するレコードとなります）の各値を、読み込み開始時に指定したPortfolioフィールドタイプと比較して、フィールド値データを調べます。 値が一致しない場合は、警告が表示されるため、ここで読み込みをキャンセルできます。

    すべてのレコードタイプが一致すると、Portfolioはデータを読み込みます。 読み込み中に、レコードのフィールドのデータが、対応するPortfolioフィールドタイプに一致しない場合は、そのデータはスキップされます。

記号

機能

説明

=

キー

キー関係を定義します。 選択した「読み込むファイルのフィールド」内の値に一致する値を「Portfolioカタログのフィールド」で検索します。 1回の読み込みではキー関係を1つしか割り当てることはできません。 また、Portfolioのインデックス付きフィールドしかキーフィールドとして指定できません。

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読み込み

「読み込むファイルのフィールド」を、矢印の右側にある「Portfolioカタログのフィールド」に読み込むことを示します。

X

スキップ

「読み込むファイルのフィールド」を読み込まないことを示します。

複数値フィールドデータを置換

「追加ではなく置換する」チェックボックスをオンにすると、Portfolioレコードの値が、複数値フィールドに読み込んだ値で上書きされます。 このチェックボックスをオフにすると、読み込んだ値がPortfolioレコード内の一覧の終わりに追加されます。

テキストファイルの読み込みに関する技術メモ

読み込みテキストファイルは、フィールド間がタブで区切られ、レコード間が復帰文字で区切られているため、読み込みが期待どおりに行えるように、フィールドのデータ内にこれらの文字が含まれていないことを確認してください。 PortfolioはASCII標準に準拠しており、ASCII11を垂直タブ文字として認識します。 この文字は、説明フィールドのようなテキストブロックなど、フィールド内の改行に使用してください。 またPortfolioは、ASCII29をグループ区切り文字として認識します。 この文字は、キーワードフィールドなど、複数値フィールド内の値の区切りに使用してください。 ほかのデータベースから複数行または複数値データを読み込む場合は、必ずこれらの文字を使用してください。 複数行または複数値フィールドをサポートするほかのデータベースの中にも、ファイルメーカーProのようにこの標準をサポートするものがあります。